偏光素子:偏光ビームスプリッター
偏光ビームスプリッターの特徴
プレート型・キューブ型(接着仕様・オプティカルコンタクト仕様)
ビームスプリッターにはプレート型・キューブ型がございます。
どちらの製品も硝材を高精度に加工することが正確な光路を実現するために重要なポイントとなります。
当社はセル容器等の加工を多数手がけていく中で培った研磨と接合の技術を活かしプレート型においては高い面精度や角度精度、キューブ型においてはプリズムの精度に加えて接合時における精度についても高いレベルで対応致します。
キューブ型のビームスプリッターについてはUV硬化樹脂を用いた接着型
接着剤を使用しないオプティカルコンタクト型どちらにも対応をしております。
オプティカルコンタクト型は樹脂を使用しないため高出力のビームや短波長のビームに対応できることが特徴です。接着時の収縮がないため角度精度の実現性も接着型よりさらに高いレベルで対応が可能となります。
プレート型
平行基板にコーティングした形状で比較的安価。他のタイプより大型化が容易です。欠点としては、透過ビームの位置ずれ (基板の厚さの約0.8倍の位置)や裏面からのゴースト反射があります。
ゴースト反射除去用ウエッジ基板タイプや板厚を薄くすると同時に、基板の面精度も確保する高品位タイプにも対応可能です。
プリズム接合型 ①キューブ型
2個の直角三角プリズムの斜面同士を、片方の斜面に施したコーティングを挟んで接合したタイプで、反射ビームと透過ビームは90°の角度をなして分岐します。透過ビームの位置ずれがほとんど無視できます。接合方法には、UV接着とオプティカルコンタクト(光学接着)があります。高出力レーザ用には、オプティカルコンタクトタイプをご使用ください。
プリズム接合型 ②台形型
直角三角プリズムと菱形プリズムの斜面同士を、片方の斜面に施したコーティングを挟んで接合したタイプで、反射ビームと透過ビームは平行に分岐します。接合は、キューブ型と同様の方法で行います。