プリズムは用途や求める特性から様々な種類のものがございます。
典型的な直角三角形のものから六角形・ロンボイド形状など各種のプリズム製作が可能です。
また平面基板に近い楔形形状のものもございます。

硝材の内面反射を活かして高い反射率を実現するもの、ミラーの用に表面反射をさせ位置決め精度を向上させるものなど
仕様の選定基準も多様なものとなります。

当社のプリズムは研磨加工と接合技術を活かして高精度なプリズムを製作が可能です。
接合することにより複雑形状のものにも対応可能な事が特長となります。
PBSはその加工例の一つとなります。
ガラス系の材料以外に結晶系の材料にも一部対応しておりますので遠慮なくお問い合わせ下さい。

最も基本的なプリズムの一つで光路を90°曲げる場合に用いられます。

微細な角度より光路の向きを変える用途で用いられます。
2個組み合わせて偏角を変えることもできます。

3回の内部全反射で光路を入射方向に戻す用途で用いられます。（再帰反射）
反射面全てにアルミや銀コートをすることも可能です。
リトロリフレクターとも呼ばれます。

アナモルフィックプリズムは主として半導体レーザー光の縦横の像倍率を変える場合に用いられます。
一方向のみを拡大して楕円形のビームを円形のビームに成形することも可能です。

像を回転せずに光軸のみ一定の距離だけ移動させることができます。
45°直角プリズムと組み合わせてコーティングすることによりビームスプリッターとしても機能します。

屋根型のプリズムとなります。
光路を９０度曲げたり、像を回転させる目的で使用されます。
双眼鏡への組込み例が代表的です。
高精度のものや各種特注仕様のものなど1個からでも製作も承ります。

五角形のプリズムとなります。
屋根型プリズムでは像が回転するのに対し、正立※のまま光路を90度曲げることが出来ます。
※像の反転は反射回数で決まります。ペンタプリズムは偶数回反射するので像が反転しません。
高精度のものや各種特注仕様のものなど1個からでも製作も承ります。

ダブプリズムはプリズムの回転角度、入射面などによって像を回転・反転させたりする場合によく使用されます。
高精度のものや各種特注仕様のものなど1個からでも製作も承ります。

各種プリズムの接合して特殊な光路・形状等に対応します。
当社の得意とする加工（研磨・接合）を組み合わせて複雑形状や特殊形状への対応が可能です。
接合方法はUV接着・オプティカルコンタクト・その他ご用途に応じてご提案します。