接合加工技術

接合加工

オプティカルコンタクト

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オプティカルコンタクトは接着剤を使用せず材料同士の引合う力を利用して接合を可能とする技術です。
光学接着と称されることもあり、接着剤を使用しないことから耐熱・耐化学的負荷(強酸・強アルカリなど)のほか光学的にも優れた特性を示します。

この接合には極めて近似の平面をつくることにより分子間力(ファンデルワールス力)を働かせてガラス基板同士が密接となる状況を作ることが重要となります。

当社では精密研磨加工を活かしてこの接合状況を作り出す技術に長じております。
また、接合を更に強化するために加熱する方法もございます。(フュージョンボンディング)溶接とは異なり、ガラス表面は平滑を保ったままですので光の屈折・吸収・散乱は起こりません。
接合強度と光学特性を両立出来るのがメリットですが加工時の熱負荷に薄膜が耐えられないのでコートを施すことが出来ません。

いずれの加工も極めて近似の平面同士の接合となるため、原子の移動を発生させる拡散接合とは異なり高圧処理等を施すことはありません。

UV接着

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弊社ではUV硬化型接着剤を主とした接着加工を行っております。
オプティカルコンタクトのような光学特性や耐力はありませんが、異種材料の接合や接着位置の微妙な調整が必要な場合などに適しております。
加工材料としては光学ガラス同士の接合にとどまらず、光学ガラスと金属性ホルダー、光学ガラスと樹脂系材料など様々なパターンに対応可能です。
お客様ご指定の接着剤等を用いた加工なども承ります。

フリット接着

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高温加熱で低融点ガラスを融かして、接合したいガラス部品同士を強固に一体化します。また、耐熱性にも優れています。

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