一般光学部品:レンズ

光学素子取扱の種類

当社はガラス加工、特に平面研磨や接合加工の技術に特化したガラス部品加工メーカーです。
このため当社の扱う光学素子は全てガラス材料または結晶材料を使用したものとなります。

特殊な例で樹脂製品等との組み合わせを行うこともありますが、基本的には樹脂加工製品等は取扱がございません。

主要な材料としましては、石英・テンパックス(TPX)といった透過領域を重視した材料、BK7(S-BSL7)等の屈折率等とのバランスが取れた一般光学用硝材、CaF2(フッ化カルシウム)やMgF2(フッ化マグネシウム)・水晶・サファイアといった結晶系の材料など多種多様な商材に対応しておりますので少量多品種・特注品への対応が可能です。

カドミ光学が造るレンズについて

レンズの精度は用途や目的により様々です。

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当社のレンズは、ガラス(一部結晶)材料を研磨加工して製作しております。
このため、精度の高い曲面が実現可能であると共に金型等の高価な治工具を必要とせず石英等の融点の高い硝材でのレンズ製作も可能です。

平凸レンズ/両凸レンズ/メニスカスレンズ/接合レンズ(アクロマート・トリプレット等)/ロッドレンズ/シリンドリカルレンズなど多様な実績がございますので、遠慮なくお問い合わせ下さい。

少量生産にも対応しており1個からの製作も可能です。
※現時点では金型成形等等による大量生産・非球面レンズ・トロイダルレンズ等は対応しておりません。
 加工技術導入等により加工可能となった場合は改めてお知らせします。

ニーズに合わせたレンズ製造事例

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レンズの精度は用途や目的により異なります。最適な仕様で設計試作から承ります。

レンズを一から製作する場合、研磨皿や研磨用ホルダー等の治工具が必要となります。開発期間の短い昨今ではいち早く結果が求められます。カタログメーカー規格品を購入してテストを行いたいものの一部寸法が異なっている為、そのままでは使用出来ない場合があります。

そのような時は規格品から寸法出し切断加工、芯取り加工、その他コーティング加工を行うことで一から製作するより短納期、低価格でご提供可能です。

カドミが手掛けるレンズ一覧

平凸レンズ,両凸レンズ

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集光用途や像の拡大にご使用できます。
レンズの代表的な形状となります。
Φ3㎜程度からφ150前後※のものまで各種特注仕様に対応します。
(※上記寸法以外にも対応可能です別途お問い合わせください)
標準的な円形以外にも帯形状・穴加工付きなども加工可能です。

加工寸法 φ3~φ150

平凹レンズ,両凹レンズ

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集光用途や像の拡大にご使用できます。
レンズの代表的な形状となります。
Φ3㎜程度からφ150前後※のものまで各種特注仕様に対応します。
(※上記寸法以外にも対応可能です別途お問い合わせください)
標準的な円形以外にも帯形状・穴加工付きなども加工可能です。

加工寸法 φ3~φ150

メニスカスレンズ

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一方が凹面、もう一方が凸面となっているレンズです。
Φ3㎜程度からφ150前後※のものまで各種特注仕様に対応します。
(※上記寸法以外にも対応可能です別途お問い合わせください)
標準的な円形以外にも帯形状・穴加工付きなども加工可能です。

加工寸法 φ3~φ150

アクロマティックレンズ(ダブレットレンズ)等接合型レンズ

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主として収差や歪の低減を目的として屈折率の異なる材料のレンズを複数枚接合します。
当社ではガラス接合や加工技術を活かして接合後のレンズを特殊形状に加工するなどの対応も実施しております。

加工寸法 お問い合わせ下さい

シリンドリカルレンズ/ロッドレンズ

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光の一軸方向のみにレンズとして作用させます。ライン形成や画像の縦横比を変更することができます。

<シリンドリカルレンズを使用した応用>

① 半導体レーザのビーム形成:コリメータレンズと複数のシリンドリカルレンズを使用することにより楕円ビームを円形ビームに整形することができます。

② レーザーラインジェネレータ―:レーザ光をライン状に変換することができます。

③ アナモルフィック光学系:複数のシリンドリカルレンズを使用して縦横方向で倍率の異なる光学系ができます。

加工寸法 お問い合わせ下さい
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